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3.ビー玉「from scratch」


全曲紹介を引き続き書いていきます。


曲の成り立ちやレコーディングの話について、わたしが覚えていたいことを書き残そうと思っています。



3曲目は「ビー玉」についてです。


良かったらお付き合いよろしくお願いいたします。



3.ビー玉


【曲の成り立ち】


作った曲は、できる限り聴いてくれる人のものであってほしいというのが本夛マキの願いです。

自分の感情の消化のために書く曲はどうも視野が狭くて、独りよがりな世界なんてみんな要らないだろうと思う。

それでも、時々どうしようもない感情と向き合うしかない時があって。

そういうときに曲を作る時もあります。


曲を作ることが唯一向き合う手段になっている感情があるというか。

みんなもそういう時に曲を書くんだろうか。


この曲はそういうタイミングで作ってしまいました。

むしろ曲を作るということで、心に道を作れる人はラッキーなんだと思います。


この曲ができたとき、はぁはぁ言いながら「曲にすることができた…」とヘロヘロになった記憶があります。

曲も歌詞も同時進行だったかな。


タイトルの「ビー玉」は、ある時に本当にポケットに入っていたんです。

いつ入れたのかわからないビー玉がポケットにあった。


それを見つけた時、とても驚いたし半透明で透き通っていてとても綺麗だったから「たぶん大丈夫なんだ」と思えたんです。


何か大丈夫なんだかわからないのですが笑


色んなことに悩んでいたんですが、いつの間にかポケットにあったビー玉がきれいだったのでとりあえず帰ろうと思えたのでした。


悩み事が解決しなくても綺麗なものはちゃんと存在しているというか。


歌詞を見返すとそのまんまですね。


曲ができた当時、はせがわかおりちゃんに「最近のマキさんの曲で一番好きです」と言ってもらったことが嬉しくてずっと覚えてる。笑


こういう暗い曲が一番好きって言ってくれたなんて、さすがかおりちゃんだなあ。



【レコーディングの話】


本夛マキが2nd album「from scratch」でやりたかったことの大きな一つは。

アコギとドラムの一体感を出したかったことです。


我らがドラマー髙木太郎さまとは、長い時間かけてたくさんライブツアー「アコギとドラムでうたうたびに」などなどをご一緒させてもらってきました。


「いつかアコギとドラムで同時録音したいんです。」

そう太郎さんに長年相談してきた録音が、ようやく実現する時間でした。


ベースレスで、弾き語りでもなくて、バンドサウンドでもなくて、アコギとドラムという形。


それは本夛マキと髙木太郎さんじゃないと想像できない音楽でした。


太郎さんとのアコギとドラムの同時録音。

その一曲目になったのがこの「ビー玉」でした。



正直言いますと、この時間もすごく緊張しました。


何年も太郎さんに相談してきた録音がいよいよ出来るんだ、と思ったら録音直前には2人とも無口になってたな笑。


太郎さんとは一緒に旅もたくさんさせてもらってきたので、お互いの性格も他の人よりはなんとなく分かりあえているような気がしております。


なので、いざ録音がはじまるんだ…となったら思わず無口になった笑。


あんまり直前で色んなことは相談せずに、一緒にライブをやってきてくださった時間やリハでのやり取りを信じていたかったというか。


「では、録ってみましょうか」


とわたしが言って、ついに始まったアコギとドラムの同時録音は。


なんとも誠実で穏やかで心にグッとくる時間でした。


太郎さんにお願いしてきて本当によかった、と思った録音でした。


本夛マキの音楽に寄り添ってくださり、さらに膨らませて器を広く確かなものにしてくれた。

寄り添いドラマー髙木太郎さん…!


この曲の録音も、2回か3回ぐらい演奏しただけでオッケーテイクが出て、あっという間に終わった。

何度もやる必要がなかった。


それもこれも長い時間ご一緒してくださってきたから。


髙木太郎さんは素晴らしいドラマーです。

人間の丁寧さと誠実さが、本夛マキの音楽を確かにしてくれました。


アレンジも、最初は太郎さんのドラムだけで始まってほしかった。

そうして音が重なって曲を聴いているうちにドラムとアコギが一つの音になる瞬間があって。

今聴いても、それが本当にうれしい一曲になりました。


太郎さん、改めてご一緒してくださりありがとうございました!

無口になったの面白かったですね笑!!



さてさて他のことでは。

こういう曲は特に録り音にこだわりたかったのです。


アコギとドラムの同時録音なので、音が干渉しないように録音ブースは別でした。


本夛マキのギター録音場所を作っている時間。

奥には太郎さんセッティング。


相変わらずうまくならないハーモニカも、それはそれで良いよね、って感じですんなり録ってもらいました。


他の曲ではコーラスもたくさん重ねていたりするのですが、この曲は。


うたひとつ、アコギひとつ、ドラムひとつ、ハーモニカひとつずつ。


エンジニア川口さんが、本夛マキが大事にしたいひとつひとつの音を丁寧に録音してくれました。

歌詞にあるように、まさしく“ひとつずつ拾い集めて”録ってもらった。


どの音もめちゃくちゃ良い音だと思う。

録り音いっぱつって感じで。


ごまかしのない一曲になったのかな。

何もごまかすつもりはないけれども、とても個人的な感情からできた曲だったから。


扱いが難しい曲だなと感じていましたが、太郎さんや川口さんたちが力を貸してくれたおかげで腑に落ちた一曲になりました。


太郎さんとのアコギとドラム録音は、他の曲でもたくさんご一緒しましたよ。


本夛マキのアルバム録音だったのでもちろん本夛マキの音が一番多いですが、その次は我らが髙木太郎さんの音!

大感謝だ!!!


その話もこの後の曲で引き続きして参りますね。



ということで、アルバム3曲目「ビー玉」について書いてみました。


…楽しい。

こうやって改めて曲と録音に向き合う時間。

なんだかんだと毎度長文になりますね笑。


まあいいか!


引き続きゆっくり書いてみます。


お読みくださり、お付き合いくださってありがとうございますね!


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