今からちょうど15年前ぐらいに出来たのが“境界線のメッセージ”という曲。
まだ本夛マキの活動を始める前、アナム&マキ時代の最後の方に出来ました。
初めて、本夛マキとして作ったのがこの曲です。
この曲ができたとき、
「あぁ、わたしはこの曲を一生うたっていくんだろうなあ」
と、漠然とながらも確かにそう感じたのを覚えています。
人生の課題が少し見えた気がしました。
わたしにとって灯台のような曲です。
そもそもこの曲が出来たきっかけが、四国中央市土居町のイベント「しこちゅードリームライブ」でした。
2008年10月に開催されたこのイベントは特別な時間でした…。
地元のスタッフ土居町のみなさまの想いや、活動休止を決めてまだ発表前のアナマキの状況や。
長年アナマキのプロデューサーでいてくれたベーシスト中村きたろーさんが、たくさん尽力して下さった記憶があります。
この日の出演者は、山崎まさよしさんとアナム&マキと野狐禅と中村きたろーさんと江川ゲンタさん。
…すごいメンバーですよね。
この日、プロデューサーきたろーさんが提案してくれたのが
『本夛さんは何か一曲、山崎と2人でやってみたら?』
と、事前の打ち合わせで提案してくれたのです。
わたしは
「えー!そんな、まさよしさんと2人でやるなんて…でもやらせてもらえるなら、ぜひやりたい!」
となりまして。
まさよしさんも出来ることは一緒にやるよ、と話してくださって。
では、まさよしさんと一緒に歌える曲を作ろう…!!
と思って、めちゃくちゃ一生懸命色んな感情と向き合ってできた曲が“境界線のメッセージ”です。
当時、本当にいろんな気持ちが湧き出ている状況でしたので…。
“&”について深く深く考えていたタイミングだっったので“境界線のメッセージ”という曲になりました。
そして、まさよしさんとうたわせてもらえるなら、とイメージしたらこう仕上がった。
山崎まさよしさんの、空や地球の全てへと関わるイメージも相まって出来た曲なのです。
本当に心から感謝しています…。
そういうわけで、“境界線のメッセージ”という曲は元々はデュエット曲です。
出来立てホヤホヤの新曲をまさよしさんに聴いてもらって、一緒に練習してくださって、当日うたってもらったのです…!!
よく付き合ってくださったなあ…。
昔っからお世話になってきたけれども、わたしにとっても、ものすごい恩人だ…。
今度いつ会えるか分からないけど、本人は覚えてないかもしれないけど笑。
改めてお礼を伝えたいな。
おかげさまで生きてうたってられていますって。
こうやって書いていると、当時のものすんごい時間が甦ってきます。
たくさんの人たちに助けられていた日々でした。
今もそうだけど、あの時はもっと視野も狭くて懸命だった。
迷惑も撒き散らしていたタイミングだったはず。
だからこその奇跡のような時間や、一生うたうんだろうなと思える曲が生まれたり、大切にしたい人たちへの想いを強くしていけました。
その後、アナム&マキは2008年内で活動休止をして。
2009年から本夛マキが始まったのです。
その前からすでにあった、初めて作った本夛マキの曲が“境界線のメッセージ”です。
この15年で、1番たくさんうたってきた曲です。
曲がどうやって生まれたかは、わたしの時間の話ですが、ライブで歌ったり録音した作品を聴いてもらったらば。
曲は聴いてくれた人のものになると思っています。
なってほしいし。
ですので、出来た理由はそんなにこだわっていません。
今わたしは、今の気持ちでこの曲をうたっていますから。
しかし、15年経った今、“境界線のメッセージ”はわたしに何を伝えてくるんだろうか。
今度のライブでもうたおうと思う。
また違う気持ちでうたえる気がする。
どんな時もどんなものでも違いがあって、同じだからといって分かり合えるわけではなくって。
違いがあるから素敵だし、知らないことを知れるし、出来ないことが出来てゆく。
そうするためにもその違いをちゃんと見つめて、お互いが話をするように、一緒にうたうように…分かり合えて同じ時を過ごしたい、という想い。
これからもそう願って生きていきたいです。
良かったら、また“境界線のメッセージ”を聴いてやってくださいね。
配信リンク1つだけ貼ってみました。
やり方がよくわからないけど、貼ってみました笑。
さてさて。
ということで、今日は15年前に作った曲“境界線のメッセージ”のはなしでした。
お読みくださりありがとうございました。
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